黒鉛や中型の試料測定に
縦共振式ヤング率測定装置
VEシリーズ
特徴
炭素のヤング率測定には縦共振法が規定されています。縦共振法は基本的な構造が丸棒形状の両端に振動素子を取り付け、片方で振動させ、逆法で検出させる方法が一般的です。
試料に振動子を取り付けるので、振動数に影響を与えますが、自由共振法で測りにくい直径20mm以上でずんぐり形の円柱や角柱などにはこの方式が使いやすいという点があります。
試料のセットのしやすさからラボ用は加振振動子の上に試料を立てて置き、上側に検出用の振動子をセットします。直径が30cm以上になると、横置きで両端に加振用振動子と逆端に検出用振動子をセットして測定します。500mmφ×1mなどの黒鉛電極など、現場測定のできる装置など特注対応も行っています。このような大型試料の時は測定対象によって振動子の選択を行って最適なものを提供しています。
VE-RT:概略仕様
特 長 | 黒鉛JIS R7222「黒鉛素材の物理特性測定方法」準拠 ラボ用で測定できない大きい試料の測定 ずんぐり形状 |
測定項目 | ヤング率 |
測定試料 | 黒鉛等炭素系材料、金属、セラミックス その他 |
試料形状 | 断面一様の角材や丸材 |
測定方式 | 縦共振式固有振動法 |
加振方式 | 圧電加振方式(ラボ用) 現場の特殊サイズは別素子利用あり |
検出方式 | 圧電接触式センサー 現場の特殊サイズは別素子利用あり |
共振範囲 | 200Hz~50kHz |
機 種 | VE―RT(ラボ用デスクトップ型 室温) VEs-RT(現場用等特注品 ポータブル型 室温) |
そ の 他 | ※ 写真や仕様は改良などに伴い、変更している可能性があります ※ 上記仕様は標準仕様です。ご要望に応じて対応します。 |